シアターキューブリック「葡萄酒いろのミストラル」を鑑賞。

5月24日(木)。

ちょっぴり久しぶりの更新となりました。
さて昨日は、シアターキューブリックさんの「葡萄酒いろのミストラル」というお芝居を観るため、仕事が終わってから夜、中野へ行きました。







演劇やミュージカルを見にいくのは好きで、時々見に行く機会があるのですが、今回はちょっと間が空いてしまった気がするなぁ。いつぶりだろう??そう思って、ブログを見返してみたら、なんともまぁ2年ぶりの鑑賞だったのですねぇ。。

中野に向かいながら、そういえば前回は、2010年2月に代々木上原の「MUSICASA」で見たなぁ~、とか、その前は千歳船橋の「APOCシアター」や阿佐ヶ谷の「ザムザ阿佐ヶ谷」、東中野の「驢馬駱駝」や、新宿の「THEATER/TOPS」、浜松町の「メルパルクホール」、ちょっと遠征して長野県の阿智村にも見に行ったなぁ~、とか(もっと過去に遡れば、劇団四季や音楽座の舞台も..)、当時の出来事を色々懐かしく思い出していました。


音楽のライブも演劇も、「生」で音や声、表情や感情、振動などを感じることができる空間って、とても好きです。見終わった後には、不思議と元気な気持ちになれるんですよね。


今回見に行った会場は、中野駅南口から歩いて5分くらいの場所にある「中野 ザ・ポケット」という劇場。
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場内は広すぎず狭すぎず、程良い空間。周りに座っているお客さんは、若い女性の方が多かったように感じました。座席は階段状に設置されていて、前の方の列で舞台の真正面だったこともあり、とても見やすい位置でした。(クッション性のないイスだったので、2時間座り続けるのは若干腰に来ましたけどね..^^;)


「葡萄酒いろのミストラル」は、昨日5月23日(水)に初日を迎え、日曜日までの5日間毎日上演されます。初日に見に行こうか最終日に見に行こうか迷ったのですが、チケットを購入した4月の時点で最終日のチケットはもう完売。チケットが届いてから観に行くまで、久し振りの演劇鑑賞にワクワクしていました。ストーリーが魅力的であっただけでなく、今回この劇のメインテーマが、岡村孝子さんの曲「ミストラル~季節風~」(1992年リリース)ということを知り、お芝居の内容と曲がどんな風にマッチしているのかな~と、ストーリーや演出以外の部分でも、楽しみがありました。


(日曜日まで公演が続くので、舞台の内容や演出の詳細はここでは触れません)

19時半に開演。2時間たっぷり退屈する部分などひとつもなく、物語が広がる世界の中に、私もそのまますっぽりと入ってしまったような、そんな気分でした。

物語では、実在する地名が数多く登場します。目の前にある舞台は1つしかないのに、不思議とその地の景色や風の匂い、空が目に浮かんでくるようで、子どもの頃に戻って初めての冒険をしているような、友だちと一緒に旅をしているような、そんな気持ちになります。なんでしょうね、この気持ち。お芝居って不思議ですね~。

そして、ライブやCDで何度も何度も聴き馴染みのある岡村孝子さんのmistral、“このお芝居の中では、このタイミングで、こういう風に流れんだな~”と、いつもとはまた一味違った新鮮な気持ちで、聴くことができました。しかも、まるでライブさながらの大音量で聴くことができるのは嬉しいですね。最後まで見終わって、物語の流れや台詞、登場人物の気持ちなどを振り返ってみると、この曲がメインテーマとなったことが、妙にしっくりきたのでした。

会場の外やロビーには、お花やポスターが飾られていたり、パンフレットやグッズの販売が行われていて、お客さんで賑わっていました。


■パンフレット

役者の皆さんの写真やコメント、座談会、井戸端本音トークや稽古風景の写真など、見応えたっぷり!


■シナリオ&ガイドブック

「葡萄酒いろのミストラル」のシナリオ+巻頭ページでは、岩手県花巻の風景たち、巻末では「まちあるき冒険ガイド」として、物語の主人公「かりん」が歩いた場所が、写真と文章で紹介されています(文と写真は、演出の緑川憲仁さんによるもの)。あの場面、あのシーンの台詞を思い出すことができ、ちょっとした解説も付いているので、読み物としてもたっぷり楽しめます。


■東北復興支援のシュシュ
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「自然の家かあちゃんクラブ(SKC)」という、宮城県南三陸町の戸倉地区にある自然の仮設住宅に住むかあちゃん達によって結成されたクラブがあり、震災によってバラバラになった地域のコミュニティ再生・構築を目的に、かあちゃんたちが集まり、親睦を深めているのだそうです。現在は主に編み物教室が開催されているということで、手作りのシュシュなどが販売されていました。


■岩手県の観光パンフレット
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物語の舞台となった岩手県花巻の、観光パンフレットも置かれていました。旅をしたくなりますね~。


最終日のチケットはもう完売してしまっていますが、最終日以外の回は、まだ見ることができるようなので、もし行くことができる方がいらっしゃったら、ぜひオススメです。物語と一緒に、旅気分を味わうことができますよ!




シアターキューブリックver.23 
『葡萄酒いろのミストラル』


作・演出 緑川憲仁
5月23日(水)~27日(日)
劇場:中野ザ・ポケット(JR/地下鉄【中野駅】南口より徒歩5分)

メインテーマ 岡村孝子『ミストラル ~季節風~』

後援 岩手県 岩手県教育委員会 花巻市 花巻市教育委員会

[キャスト]

市場法子 谷口礼子 片山耀将 伊藤十楽成
千田剛士 松本誠 茂久田恵 大沼優記
山崎雅志[ホチキス]
小叉ぴろこ[7millions-ナナミリオンズ-]
たなか智保[劇団阿佐ヶ谷南南京小僧]
伊禮亜美 [劇団fool]
園山ことえ [スーパーグラップラー]


[料金 (全席指定・税込)]

大人 4000円
中人(中学生以上の学生) 3000円 ※要学生証
小人(小学生) 2000円


[タイムテーブル]

5/23(水) 19:30
5/24(木) ☆14:00/19:30
5/25(金) ☆14:00/19:30
5/26(土) 13:00/18:00
5/27(日) 13:00


☆の回は「宮沢賢治プラネタリウム」から作品がはじまる特別バージョン。

※受付開始・開場は開演の45分前。


[ものがたり]

昭和23年春。戦後復興で活気づく東京の片隅に、 家の外へ一歩も出られない引っ込み思案の雌犬「かりん」がいた。 飼い主の少年「ユウキ」は、情けなく思いながらも、自分のそばを離れられないかりんを可愛く思っていた。ある日、空から舞い降りてきたたんぽぽの綿毛「しずく」が、かりんをからかう。しずくに誘われ、おそるおそる野良犬の溜まり場へと足を踏み入れるかりん。 かりんは、怖さの先にある未知の世界の楽しさを知り、出会った犬たちとの交わりを通じて、まだ見ぬ自分がいることに気づいてゆく。 そして、見上げた雄大な夜空に、眠っていた記憶が星のように光を放ち始める──。


[公演詳細]
http://www.qublic.net/mistral2012/


[シアターキューブリックオフィシャルサイト]
http://www.qublic.net/



<オマケ>

お芝居を見終わった後は中野で焼肉を食べ、軽くマッコリを飲んで帰りました。
やっぱり中野は、いつ来ても魅力的な飲み屋さんがいっぱいありますね~^^
どのお店にも入ってみたくなります♪
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飲み屋が連なる道の、とある店先にはこんな看板も・・・(^^;
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(波平さんって、54歳だったのね・・・。波平さん、怒っていますよ。「サザエさんの街」、地元世田谷の桜新町にある波平さんの銅像の髪の毛、2回も抜かれちゃったんですよね。もうこんな心ないいたずら、しないでほしいですよね)



テーマ: 演劇 | ジャンル: 学問・文化・芸術

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コメント

将に「ミストラル」が吹いた感じでした!

こんにちは、汐入日本人です。

私も昨日25日の19:30~の回に観に行きました。Bellmareさん、takaさんとも偶然同じ回で、若い女性のお客さんが殆どの中、違和感を放っておりました。しかし、劇が始まるとそんな事も吹っ飛び、劇中へと吸い込まれてしまいました。2時間、休憩もなく一気に進んでしまいますが、退屈することも無く、アッという間に感動のフィナーレを迎えます!

ところで、劇中、各所で実際の地名が登場してきますが、岩手県、花巻も重要なキーポイントとして度々出てきます。私の温泉巡りの始まったキッカケになったのが、実は岩手県の花巻郊外にある湯治場からだったのです。大学生だった当時、所謂、温泉ブームという言葉もなく、柔道で足を痛めた友人に付き添う形で訪れた東北の鄙びた湯治場。「若者が温泉なんて!」という当時の風潮もなんのその!彼の地(花巻)が私にとっての温泉巡りの原点となった地でした。

そんな経緯からも今回の劇はとっても心に残るものとなりました。今10月にも、今度は地元「すみだ」で新規公演がある、との事。また足を運んでみようと思っています。

2012/05/26 (Sat) 10:46 | 汐入日本人 #- | URL | 編集
感激してきました。

こんにちは、takaです。

私も観劇し、感激してきました。(笑)
涙がでたのも1度や2度ではなかったです。

普段演劇とは無縁な私は、「2時間、休憩なしはきついなぁ。」と内心思っていました。
ところがどうして、時の経つのを忘れるとはこのことなのでしょうね。あっという間の2時間でした。
5日間で終わっちゃうなんて、もったいない気がします。
劇中に、東京の地名、東北線沿線の地名がたくさん出てきて、とてもイメージしやすかったです。
本当に旅したくなりますね。

ほっと!ぐらふの背景の絵が、なんとなく葡萄酒いろのミストラルのパンフレットとイメージが重なって見えるのは私だけでしょうか、、、。


2012/05/26 (Sat) 14:11 | taka #- | URL | 編集
とても気になっていた公演でした♪

こんにちは。
ジャンルを問わず「良いステージに出会うと、心が豊かになる」ものですが、まさにそのような舞台だったことが伝わってきました。

まだ寒い頃、今回のお芝居があることはどこかで聞きつつも、出足が遅れ、時間的に唯一、参加可能だった<千秋楽>のチケットを取り損ねてしまいました(恥)

クリコさんは、早々に<初日>を押さえていたご様子・・・さすがです!(^^)
(普段お馴染みの3氏も、同じ日の会場に偶然集まっていたとは驚きですよね)

『ミストラル』は、一昨年のCPでの「ソロ25周年を振り返る5曲」にも入っていて、孝子さんにとっても大切な作品なのだろうと思います。

・・・今年の暮れにも、聴けるかな??

2012/05/27 (Sun) 16:01 | あんこーる #MrbaXB1o | URL | 編集
素晴らしい舞台でしたね!

汐入日本人さん。

こんばんは。先週は「葡萄酒いろのミストラル」、別々の日の鑑賞となりましたが、とても楽しめましたよね!汐入さんが行かれた金曜日は、takaさんやBellmareさんも偶然同じ日に行かれていたということで、鑑賞を終えた後は3人で感想を伝え合ったりと、きっと盛り上がったことでしょうね。

お客さんは女性が多かったと思うので、男性お三方、始まるまではちょっぴり緊張されたのではないでしょうか??(笑) でも始まってしまうと、本当に2時間はあっという間でしたよね。退屈する場面などひとつもなく、どっぷりと劇の中の世界へはまってしまいました。

主人公の「かりん」の演技は圧倒的なパワーがあって、終始魅了され続けました。「所長」や「オリオン」、「文明犬」「帝都運送」といった仲間たちも、それぞれの性格がわかりやすかったですし、「犬博士」は物語のキーパーソンでもありましたよね。私が一番好きになったのは、「ぜいたく猫」です。物語のクライマックス、花巻へ向かう場面では、「かりん」と「ぜいたく猫」のスピード感あるやりとりを観て、私の感動も最高潮となりました。

物語の舞台となる花巻、私は行ったことがないのですが、「葡萄酒いろのミストラル」を見終わると、旅に出たくなりますね。汐入さんは行かれたことがあるのですね。しかも、温泉めぐりのルーツ、始まりの地だったとは!!何もない鄙びた湯治場というのは、私にとっても魅力的に映る場所です。いつか花巻を訪れてみたいと思います。

10月の「すみだ」での公演も、楽しみですね。

2012/05/29 (Tue) 02:59 | 七井 李紗 #rPMUoM7I | URL | 編集
パンフレットに似ている!ウレシイ偶然です^^

takaさん。

こんばんは!本当に素晴らしい舞台で感動しましたよね。観に行く前は、チケットに同封されていたチラシは見ていましたが、それ以上の詳しい情報は敢えて調べずに、真っ白な心で観ることにしていました。観ていると、子どものような純粋な素直な気持ちになれて、「かりん」と一緒に初めての冒険をしているような気分になりました。

劇中、東京の地名や東北沿線の地名がたくさん出てきて、イメージしやすかったですよね。「かりん」が家に帰る途中で道に迷ってしまうシーンでは、私もすごく方向音痴なので、同じような場所をぐるぐると回ってしまうタイプなので、一緒になってハラハラしてしまいました。「しずく」のように、いつもどこかでふんわりと見守ってくれていて、いざという時に助けに来てくれる存在は、どこか安心感がありますよね。

ところでtakaさんに言われて気付きました、本当ですね。今のブログのデザインと色味が「葡萄酒いろのミストラル」にちょっと似ていますね!!なんだかウレシイ偶然。季節も夏に近づいてきたので、6月に入ったらそろそろデザインを変更しようかなぁ~と思っていたので、変えるのがちょっぴりもったいなくなってきました^^

2012/05/29 (Tue) 03:13 | 七井 李紗 #rPMUoM7I | URL | 編集
暮れのステージも楽しみですね!

あんこーるさん。

こんばんは。コメントをいただき、ありがとうございます!音楽でもお芝居でも、心が温かくなるライブ空間は、明日への元気や素直な気持ちを改めて持つことができる素敵な時間だなぁと、改めて感じました。

このお芝居のことを知ったのは、確かにまだ少し肌寒さの残る春先だったように思います。お芝居の情報を観て、ストーリーが面白そうだなぁと思ったことと、シアターキューブリックさんのブログで練習風景が紹介されているのを見て、魅力的に感じていたのでした。観るなら最終日がいいかなぁ~、とも思ったのですが、既に完売と
なっていて、ならばやっぱり舞台は初日!!と思い、申し込みをしました。素晴らしい舞台だったので、また再演や他の地域でも公演されたら、きっと全国の方々に感動いただけるのではないかと思います。

岡村孝子さんの「ミストラル」、今からちょうど20年前にリリースされた曲ですよね。当時、私は高校に入学したばかりの年でした。14歳の時に孝子さんに出会い、過去のアルバム「夢の樹」~「kiss」までを買い揃えたものの、リアルタイムで追いついたのが91年の「Chou-fleur」からで、1992年に発売されたアルバム「mistral」は、リアルタイムで購入した2枚目のCDとなったのでした。アルバムが発売されるまでのワクワク感、楽しみにCDショップに行く時の気持ち、あの頃のことは今でも鮮明に心に残っています。

今年の暮れにも、想い出深い曲を聴くことができるといいですね♪

2012/05/29 (Tue) 03:32 | 七井 李紗 #rPMUoM7I | URL | 編集

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