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「がぶ呑み相談室」。

2月2日(金)。

書店で偶然見つけた、この「がぶ呑み相談室」という本、
20070203
相談者 明川哲也
回答者 明川哲也

と、著者が二人。
本の中身を見てみると、明川哲也氏が自信の悩みや疑問を相談し、明川哲也氏がなんとも回答をしていく、という、なんとも不思議な形式の本になっていました。

ラジオの深夜放送で「人生相談」を6年も続けてしまったために、そのイメージが強くなってしまい、自分が深く悩んでも他人に相談したり泣きついたりできなくなってしまった著者が、それを逆手に自分に相談する、というもの。
相談自体は軽いタッチでバカバカしいものも多いのですが(「どうしたらブラインドタッチができるようになるのか」とか「焼き鳥はタレか塩か」など)、その回答の中には、著者の達観した人生観がじわりとにじみ出ている。巧い読ませ方だなぁという印象。


書店でこの本を読みながらPOPを見てみると、この明川哲也氏(本名:助川哲也)は、以前「叫ぶ詩人の会」というロックバンドのボーカルをしていた、あの「ドリアン助川」だった、ということを知り、なんだか懐かしく思えました。
しばらく見かけないと思っていたら、いつの間にか名前を変えていたんですね。


その昔、ニッポン放送で土曜日の深夜にやっていた「ドリアン助川の正義のラジオ!ジャンベルジャン!」という番組をなんとなく毎週聞いていました。毎週毎週、リスナーから寄せられるディープな相談にドリアンさんが親身に答えていたのを覚えています。

ドリアン助川という人物はこのラジオでしか知ることがなかったので、どんな人物でどんな活動をしている方なのか分からなかったのですが、なぜだか妙に興味を覚え、試しに「叫ぶ詩人の会」のライブを見に行ってみたことがありました。文字通り、言葉を渾身に叫んでいく、音楽と詩とロックとパンクを混ぜたような、今まで見たこともない不思議な世界を目の当たりにしました。正直、このバンドに傾倒することはなかったけれど、このパワーは一体なんだろう、渾身の力で音に「言葉」を乗せていく表現方法に見入り、結局その後二度も見に行ってしまいました。

その後テレビに出るようになった矢先に、メンバーの不祥事が起こり、バンドは解散、しばらくメディアで見ることがなくなっていたところ、名前を変えて、様々な執筆活動をしていた模様。


著者が注目を集めることになった、「人生相談」という仕事は、予想以上に過酷な仕事だったようです。著書でこんな風に語られています。(一部引用)


『あなたはひょっとしたら、ごくごく軽い気持ちでラジオの人生相談番組を始めたのではないですか。パーソナリティをやるのだから、少しは名前も知れて本の売り上げにもつながるかもしれない。(中略)
でもね、人の悩みを受けるという仕事はそれほど簡単なものではありません。口がうまいだの、言葉数知ってるだのじゃあ、話になりません。(中略)
この白でもなく黒でもない感覚。これがない人には、法や道徳だけでは推し量れない人間の機微というもの、それを理解できるはずがないのです。(中略)
相談を受けるという役割は、相手の毒を飲んでやる苦行にほかなりません。人を救う言葉などあるはずもない。あるのは毒を飲む覚悟だけなのだと。』



なるほど。
だからあの時、この人に興味が持てたんだ。
言葉に決めつけや説教がなかったからだったんだ。

最近流行りの「スピリチュアル」や「占い」なんかより、ずっとずっと信用できる。
「言葉」って、そういうものなんだなぁと思った。

テーマ: 読んだ本。 | ジャンル: 本・雑誌

小腹が空いたら恵方巻。 | Home | 平和すぎる昼休み。

コメント

んー
又 正樹が反応しそうなネタだ。。
ドリアン助川 なつかしぃ

2007/02/05 (Mon) 09:42 | mai #- | URL | 編集

人生相談といえば読売新聞です。たまーにスクラップして保存したくなる凄い相談とナイスな回答があります。スクラップはしてませんが、切り取って会社のデスクマットの下に挟んでいます。

2007/02/06 (Tue) 22:26 | mai兄 #- | URL | 編集

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