「幸福な食卓」。

3月1日(土)。

今日は土曜日出勤で朝8時半から夜までみっちり会議があるというのに。
早起きしなくちゃならないというのに。
プレゼンもするから、頭もスッキリしていなくちゃならないというのに。

どうしても観ておきたくなって、借りていたDVDを観てしまいました。
7泊8日だから、何も今日じゃなくてもよかったんですけどねぇ・・・。

「幸福な食卓」
20080301


<ストーリー>
「父さんは今日で父さんをやめようと思う。」ある朝、父さんは朝の食卓で突然言った。 母さんは家を出て、秀才の直ちゃんは大学に行かず、突然農業を始めた。そして父さんは父さんをやめた。それはいつも朝の食卓からだった。戸惑いながら生きる中学生の佐和子の前に、大浦勉学が現れた。驚くほど単純な性格の大浦だが、いつしか佐和子にとっては心の支えとなっていた。2人はそろって同じ進学校に合格し高校生活を始める・・・・。

・原作:瀬尾まいこ(第26回(2005年)吉川英治文学新人賞受賞作)
・監督:小松隆志
・音楽:小林武史
・出演:北乃きい、勝地涼、平岡祐太、さくら、羽場裕一、石田ゆり子 ほか


ストーリーに引き込まれるというよりは、淡々と流れる日常を眺めている、という感じの映画でした。家族が朝、食卓を囲み、会話をしているのに、どこかかみ合わない空間。父・母・兄・妹が、それぞれの役割を放棄しているような、そんな崩壊した家族なのかなぁと思いながら眺めていました。そこに出てくる他人、兄・妹のそれぞれの恋人たち。きっと他人がいて、初めて自分が分かるんだろうなぁと。他人がいて初めて家族が分かるんだろうなぁと。家族にしかできないこと、助けられないこともあるし、家族じゃないからこそできること、助けられることもあるんだろうなぁ。そんな風に思いながら眺めていました。

自殺未遂とか、交通事故とか、ありがちな展開であざとく泣かせようということもなく、最初から最後までただ淡々と、1つの崩壊した家族が元通りになるまでを描いていたような映画でした。でも、もしかしたら、音楽がミスチルで、曲が「くるみ」というのが、最大のポイントなのかもしれませんね。最後の、北乃きいさんがまっすぐ前を向いて歩いていくラストシーンはとても良かったけど、音楽が別の人だったら、また違ったイメージだったのかも。

淡々としながらも、じわじわ感動する、良質の映画でした。

テーマ: 日本映画 | ジャンル: 映画

世田谷文学館で「永井荷風」。 | Home | ちゃりんこ。

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