「オブンガク堂cafe」。

3月1日(月)。

またまた1週間振りの更新です。こんばんは。
先日、友だちからお誘いいただき、「オブンガク堂cafe」に行ってきました。
20100225-1


「オブンガク堂cafe」というのは、「手作りの美味しいオヤツを食べながら、生演奏のオンガクと名作ブンガクを楽しむ」というコンセプトの劇空間。“演劇”“お芝居”とった括りではなく、おやつを食べながら音楽と文学を愉しむことができるという企画がなんとも斬新で、しかもちょっとマニアックな場所(小田急線の代々木上原)で開催されるとあって、楽しみにしていました。
20100225-3


今回の「オンガク」は4曲。
冒頭に流れたのは、ハチャトゥリアン作曲の「仮面舞踏会」より「ワルツ」。これはもう説明不要なくらい有名な曲になりましたよね。バンクーバーオリンピック、女子フィギュアスケートの浅田真央選手がSP(ショートプログラム)で使用していた曲です。たまたまなのでしょうが、この日はSPが行われた日。真央ちゃんの素晴らしい滑りを見て感動したすぐ後に、ピアノによる生演奏を間近で聴くことができたので、始まった直後からウルウルしてしまいそうになったのをぐっとこらえました(笑)。その他、ラフマニノフ作曲の「4手のピアノのための 6つの小品」より「ロマンス」、ドボルザーク作曲「スラブ舞曲」第10番、チャイコフスキー作曲「くるみ割り人形」より「トレパーク」。ピアノに近い席だったので、ピアノの音色がダイレクトに体に響いてくる気がしました。シックなロングドレスの女性二人が、しなやかに、そして力強く連弾をしていました。


「オンガク」の合間に朗読される「ブンガク」は、夢野久作原作の「死後の恋」、「支那米の袋」より、「恋の終わりと愛の続き、夢の始まり」という作品。大掛かりなセットがあるわけでもなく、女性1人+男性2人の3人だけが出演するというシンプルな構成でした。始まった直後は、単に文学作品を朗読するスタイルなのかなぁと思いきや、まるで自分でその本を読んでいるかのような気分になるほどの見事な熱演。すっかり2つの作品の世界に入り込んでしまいました。
20100225-2


<あらすじ>
ロシア革命(1917年)後のウラジオストク。
浦塩(ウラジオ)の銀座通り、スウェツランスカヤの大通りをさまよう奇妙な風体の男。唐突に、誰ともなく通行人をつかまえ、『私の運命を決めてください』と切り出す。ニコルフと名乗るその男が語る、戦友・リヤトニコフの数奇な運命とは…、地獄と化した戦場で体験した「死後の恋」の存在とは…。ロシア革命によって崩壊したロマノフ王朝・内親王の秘話をめぐる恋のお話。
一方、スウェツランスカヤの舞踏場「レストラン・オブラーコ」の踊り子ワーニャは、浦塩に駐留する米軍司令官の息子・ヤングと恋仲になる。貴族の娘から娼婦へと身をやつした彼女だったが、ヤングに愛され幸せな日々を送る。しかし、まもなくしてヤングは秘密の命を受け、戦地へ向かうことに。別れたくない一心ですがるワーニャに、ヤングはとっておきの計画をもちかける。恋の冒険にあこがれ、ステキな遊びに取り憑かれた少女が語る恐ろしい愛のお話。


今回私は、夢野久作さんの作品を初めて知りました。
20100225-4


一言で言うと・・・
いや~、どっぷりこの世界に引き込まれてしまうほどに“エグい”ですなぁ。。。こういうジャンル、実は好みだったりします。独特の世界があって、決して幸せじゃないんだけど、どこかちょっと笑みが出てしまうような。しばらくこの余韻の中に潜っていたい、そんな気分でした。


「オンガク」と「ブンガク」が終わった後に、お楽しみの「オヤツ」とコーヒー。
「苺と赤ワインの紅茶シフォン」「コニャック風味の生チョコ」「胡桃とココナッツのスノーボール」の3種が並べられました。私は“余韻の中に潜っていたい”状態だったので、しばらくはスイーツを取りに行くことができず、アンケート用紙にじっくりと感想を書き記していました。スイーツを取りに行く列が少し空いた頃、しっかり3種ともいただき、私好みの苦くて深い味わいのコーヒーでほっと一息、落ち着きました。



「オヤツ×オンガク×ブンガク」を愉しむことができる劇空間、「オブンガク堂cafe」
次回開催もまた楽しみです。

テーマ: 演劇 | ジャンル: 学問・文化・芸術

「チュベ・ド・ショコラ」の店舗レポーターに当選。 | Home | ご近所さんツアー。

コメント

コメントの投稿


 管理者にだけ表示を許可する